こんにちは、助産師の久保です。
空気が乾燥してきて、肌のカサつきが気になる季節になりましたね。
みなさん、お子さんのスキンケアはやっていますか?
こどもの皮膚はとてもデリケートです。表皮の厚さは、大人の約半分ほどしかなく、
見た目はうるおっているように見えても、角層の水分を抱えておく力が弱く、大人より水分量が少ないです。さらに、皮脂の分泌も少ないため、肌を守る「バリア機能」が未熟な状態です。
このような肌は乾燥しやすく、外からの刺激を受けやすいため、かゆみなどの皮膚トラブルに
つながりやすいです。
また、冬場はお風呂が長くなりやすく、お湯に浸かっている時間が長い分、皮脂がとれやすく
なります。皮脂が落ちすぎると肌の乾燥がより進みやすくなるため、お風呂上がりの保湿が
大切です。
お風呂から上がったら、できれば 5分以内 に保湿を始めるのがおすすめです。
そして、大事なポイントは、「多いかな?」と感じるくらい、たっぷりと塗ることです。
入浴後、服を着せるだけでも大変な年齢の子や、面倒くさがって保湿クリームを塗りたがらない子もいますし、夕飯の準備や就寝準備で忙しい時間帯でもありますよね。
まずは全身にざっと保湿剤を塗ることを習慣にしてみてください。小さな積み重ねが肌を守ってくれます。

